湖から陸へ、そして店頭へ。
獲れたワカサギは、すぐに氷を入れた水槽に入れる。2010年7月から霞ヶ浦漁業協同組合の漁業者グループとスーパーマーケットのカスミが連携し、ワカサギを獲ったその日に店頭に並べる「朝獲りわかさぎ」プロジェクトを行っている。 鮮度を保ちながらワカサギを流通させるために、漁師達も工夫をしながら漁に取り組んでいる。
すっかり朝日も昇り、霧も晴れた霞ヶ浦。鮮度が命のワカサギ漁は、網をあげれば早々と漁港へ舳先を向ける。 目指すは漁港の先にある漁師の自宅だ。
霞ヶ浦周辺の漁港には概ね水場がない。 そのため、水揚げされたワカサギは漁港の側にある漁師の自宅へ運ばれ、地下水を引いた水場で選別と箱詰め作業が行われる。
箱詰めまでの工程は手作業だが、とてもスピーディだ。 まず水場でワカサギを洗い、シラウオやエビなどを取り除かれる。 そして3キロ詰めの発泡スチロール箱へ氷とともに詰め込み、すぐさま大型の冷蔵庫へ。 大量に獲れたワカサギを、手際よく選別、箱詰めするのも漁師自身だ。
その後、ワカサギは流通センターまで配送され、その日のうちに店頭に並べられるのだ。
朝獲りわかさぎプロジェクト
霞ヶ浦漁業協同組合の漁業者グループとスーパーマーケットのカスミが提携した地産地消のプロジェクト。 早朝に漁獲した霞ヶ浦産のワカサギを、その日のうちに店頭に並べる。 売り場では、霞ヶ浦産ワカサギの魅力を伝えるCMを流すなど、消費者へのPRにも力を入れている。
- 店頭CM