脂の乗りと柔らかさが自慢の「メヒカリ」 Webマガジンいばらきの地魚市場vol.10

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この魚、ただ者にあらず!

名が体を表す魚『メヒカリ』

メヒカリ(目光)は一見すると茶褐色のまだら模様で地味に見えるが、よく見てみるとエメラルドグリーンの大きな目が“キラリ”と光り、ただ者ではないことを感じさせる魚である。水深100〜300m付近の海底に生息する深海性の魚で、海の中では陸上とは異なり、目ではなくお尻のまわりの発光器が光るのだそうだ。生態的には謎の多い魚で、卵を持った状態で獲られることがなく、どこで産卵しているのかさえもよくわかっていない。

実は、このメヒカリという呼び名は通称で、茨城県沖のメヒカリの正式名称は千葉県の銚子から青森県の太平洋側に生息する「マルアオメエソ」だといわれている(*)。勘の良い読者はお気づきだと思うが、名前の“アオメ(青目)”も目に由来したネーミングであり、まさに「名は体を表す」ということわざがぴったり当てはまる魚といえるだろう。海底付近に生息する魚を狙う底曳き網でほぼ通年漁獲されるが、漁獲が増えるのは4〜6月や9〜12月頃。春先には全長が15cmを超える大型のメヒカリが漁獲されることもあるという。

ここからは、底曳き網漁船の大昭丸(たいしょうまる)への同行取材の様子である。

*分類学上は駿河湾より西に生息する「アオメエソ」とは別種とされているが、同種とする研究もあり、今後の研究により名称が変わる可能性もある。

漁はほぼ通年行われ、漁獲が増えるのは4〜6月や9〜12月頃。春先には全長が15cmを超える大型のメヒカリが漁獲されることもあるという。

これは食べたい!

脂の乗りと柔らかさが自慢の「メヒカリ」

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