脂の乗りと柔らかさが自慢の「メヒカリ」 Webマガジンいばらきの地魚市場vol.10

トップページ
食べてみなけりゃ、わからない。後引く旨味とやわらかさ

漁師がすすめるメヒカリ料理

メヒカリ料理といえばまずは唐揚げがおすすめ。皮のサクッとした食感とホロリと口の中で崩れる柔らかな身を味わえる。メヒカリ独特の後を引く旨味もあるので、一口食べたら二口三口と止まらなくなる。あっさり食べたいのならば南蛮漬けにアレンジしても面白い。他におすすめの食べ方がないかと小泉船長に聞いたところ「大きいものなら刺身がうまい。小ぶりのものは煮付けても、一夜干しを焼いてもうまいよ!」と答えが返ってきた。刺身は鮮度抜群のメヒカリが水揚げされる地元ならではの食べ方で、白身ながら脂の乗ったメヒカリそのものの味が楽しめる。また、骨まで柔らかな丸干しや丸焼きは丸ごと食べられ、現代人が不足しがちなカルシウム(なんと牛乳の約6倍含有!(*))を効率よく摂取できるのも嬉しいところ。地元ではこれに生姜醤油を付ける食べ方が人気なのだそうだ。多くの「いばらきの地魚取扱店」ではメヒカリを買ったり食べたりすることが出来る。目も味も“キラリ”と光る美味しさを是非味わって頂きたい。

*100g中のカルシウム含有量としてメヒカリは662mg(水野時子・山田幸二(2009)メヒカリの栄養成分、日本食生活学会誌Vol.20 No.3 211-219)、牛乳は110mg(7 訂日本食品標準成分表値)と報告がある。

<こちらも見てみよう>
●茨城をたべようポータルサイト
●茨城県水産試験場版レシピ
●日立の浜レシピ

漁はほぼ通年行われ、漁獲が増えるのは4~6月や9~12月頃。春先には全長が15cmを超える大型のメヒカリが漁獲されることもあるという。

これは食べたい!

脂の乗りと柔らかさが自慢の「メヒカリ」

バックナンバー