漁のために、磯を大事する
底びき網漁のポイントは岩場が多い磯周りが良い、という。しかし、漁をするには、網が引きづらく、網がひっかかりやすい。一方で、そういう障害物が多い場所こそ、絶好の魚の棲家となり、魚の繁殖の重要なポイントにもなっている。 そのため、普段は乱獲を避け、そうした場所ではあまり漁をしないという。「磯を大事にする」という、
漁業を持続するために必要な選択肢だ。 五来さんは、「いばらきの地魚取扱店」の認証を受けた「祥天丸漁業」という地魚専門の料理店も営んでいる。五来さん本人が漁を行い、目利きした新鮮な地魚のファンは数多い。
あんこうは年中水揚げされる魚だが、やはり寒さに備えて肝臓が肥大する11月から翌年の3月くらいまでが旬。美味しいこの時期に、ぜひ味わいたいもの。 南北に長い茨城県の海岸線。水揚げされる新鮮なあんこうや地魚を食べることができる、いばらきの地魚取扱店。ぜひ、料理人が趣向をこらしたあんこう料理を賞味してみてはいかがだろう。
親潮と黒潮が交わる茨城沖は、日本でも有数の好漁場。 その茨城沖で漁獲された2kg以上のあんこうのうち、「あんこうのブランド化推進委員会」が定める自主管理基準により取扱うものを「茨城あんこう」と命名し、あんこうの下あごにタグをつけて出荷する。
