旨いホッキ貝、どう料理してくれようか?
「なんだかんだいって刺身が一番甘みあるよね。生身のぬめりが気になるなら、お酢に漬けてから水で洗うか、湯掻くかするといい。湯掻くのが食べやすいかね。あとは、ホッキ飯もあるし、玉ねぎと一緒に煮込んだり、フライにしてもいいね。」とは、この日お世話になった飯田さんの談。湯掻いて身を赤くしてから、わさび醤油で食べるのも良いそうだ。湯掻くと日持ちするようになるのも耳寄りな情報だ。
実はこの日、獲れたてのホッキ貝を味見させてもらった。「甘じょっぱくてうまぁ〜い!サクサクとした歯ごたえもいいねぇ!」海水で塩味がついた身は一段と味わい深かった。ぜひ、多くの方に茨城のホッキ貝を好きになってもらいたいし、食べれば間違いなく好きになってもらえると思う。
ただ、鹿島灘でホッキ貝や鹿島灘はまぐりを獲る漁はいつでもできるわけではない。資源を大切にするため、鹿島灘に漁業権をもつ3つの漁協の漁師が週1回、輪番で操業することになっている。おまけに海が穏やかでなくては獲りにいけないのは先に記したとおりだ。
いつでも買える・食べられるわけではないホッキ貝と鹿島灘はまぐり。見かけた時は、迷わず求めたい地魚のひとつである。ちなみにホッキ貝は、鹿島灘に漁業権をもつ鹿島灘漁協と大洗町漁協、はさき漁協の3漁協と、北茨城市の大津漁協で漁獲されている。
獲れたて新鮮ホッキ貝を刺身で頂く。醤油も何もいりません。贅沢なこと、この上なし。
海水かけ流しの水槽に入れ、翌日のホッキ祭りに備える。